フリーランスを始めるエンジニアは企業に勤める社員とは違い、自分でさまざまなトラブルに対応しなければならないのをよく自覚しておく必要があります。仕事を請け負って順調にこなせていれば何も問題はありませんが、トラブルが発生すると収入がなくなるうえ、急な出費が発生することすらあるのです。そのための備えがなければ、いざというときに途方に暮れてしまいます。代表的な例として、2つのケースを見てみるとわかりやすいでしょう。
1つ目は、仕事を請け負って自宅で仕事をしていたものの、機器トラブルによって開発継続が困難になってしまうケースです。仕事を終えるために機器を書い直す必要が出た場合、急な出費が発生します。その手配に時間がかかる場合は仕事を断念したり、交渉して納期を延ばしてもらったりしなければいけません。
そして2つ目には、仕事を請け負っている間に病気になったり、怪我をしてしまったりして仕事ができなくなるトラブルが挙げられます。自分だけではなく、家族の傷病が原因になることもあるので注意しましょう。保険には自分で加入しなければならず、それを怠っているといざというときに身動きが取れなくなってしまうため注意が必要です。企業に勤める社員とは違って、仕事に関連するトラブルが発生したときに面倒を見てもらうことはできません。さまざまなケースを想定して、急な出費があっても大丈夫なように十分な蓄えを作っておくことが大切です。